オススメ勉強会5選とダメな勉強会1選

かずブログ

ここでは勉強会に行って施術効果がしっかり出たものだけ紹介していきます!!

概要を分かりやすく整理しているよ!!

この記事はこのような不安がある人にオススメです。

勉強会に参加したいけど、なにを学んだらいいか分からない。
勉強会ってお金がかかるし、休みもなくなる。
勉強会に参加したけど、臨床に活かせてない。

理学療法士として9年間。
毎年50万円以上かけて勉強会に参加しています。

そこで実際に良かった勉強会と理由をお話します。

私自身、PTの資格を取ってリハビリをしていますが、1年目では何の治療もできず、マッサージばかりしていました。
マッサージしても痛みが取れず、なんとかしたいと思い勉強会に参加するようになりました。
実際に色々行ってみて治療効果が出やすいものや、3年目までに行くべき勉強会をおススメしたいと思います。

「こんな勉強会はやめとけ!!」
という勉強会も伝えていくので良かったら見てください。
※個人の感想です。

行ってよかった勉強会5選

※あくまで私自身の感想です。

  • リアライン
  • Spine Dynamics
  • マリガンコンセプト
  • 運動と医学の出版社
  • オステオパシー

リアライン

株式会社GLAB代表の蒲田(がまた)先生が提唱している治療を学べます。



リアラインとは、関節の歪みを修正して、姿勢を改善させます。
3ステップで姿勢の改善を行います。

「どんなストレスがかかっているのか」
「どんなアライメントなのか」
「なにが正常な状態なのか」
これらを勉強できるので、正常な位置・異常な状態がすぐにわかります。

今では、オンラインで勉強することもできるため、パソコンやスマホ一台で勉強ができるのはお手軽ですね!!

なぜ姿勢矯正が必要??

姿勢が崩れると関節や靭帯、筋肉に大きく負担がかかります。

筋肉で補う場合、重心位置がずれた分、筋肉の収縮が強く必要になってきます。
その場合、筋肉に痛みが出現します。

関節や靭帯で補う場合、関節に圧縮や靭帯の過度な伸張が起こります。
そうすると、関節の痛みや靭帯の痛みが出現します。

この問題を3つのステップに分けて改善していきます。

ステップ1 Realign

筋・筋膜・関節包をストレッチしたり、組織間のリリースで関節の位置を正常に戻します。

皮膚のリリース、脂肪体のリリースなど幅広く施術するため、全身を診ることができます。

ステップ2 Stabilize

筋肉を収縮させて、リリースした位置を保つ運動をします。

正しい位置で運動を続けることで、良い姿勢を長く保持できるようになってきます。

ステップ3 Coordinate

姿勢制御の反応を再学習していきます。

再学習することで、不良姿勢の再発予防ができます。
良い姿勢を身体で覚える状態です。

Spine Dynamics

脇元先生(故人)が提唱している治療法を学べます。
今では株式会社 創生の代表、嵩下先生が講師を務めて勉強会を開催しています。

Spine Dynamics療法とは、2つの原則に基づいて考えられた治療です。

第一原則 重力場のルールに則る

運動の始まりは、重心位置の近くにある。
運動とは、重心位から末梢へ運動エネルギーが連鎖する。

ニュートン力学第三の法則「作用-反作用」による機能的側面を重視している。
運動連鎖によって生じた作用は、反作用となって身体に返ってくる。

第二原則 脊柱彎曲機構

運動連鎖が起こると、脊柱は固定性を高めて末梢にエネルギー伝える。

脊柱は反作用によって生じた運動エネルギーを脊柱彎曲運動によって吸収するバネの機能がある。

なぜ脊柱のバネが悪くなる??

脊柱のバネを破綻させる原因は3つあります。

①体のストレス
②心のストレス
③内臓のストレス

体のストレス

体力低下により、身体の支持が骨性支持になります。
つまり、脊柱の柔らかさが無くなっていきます(バネの機能の破綻)。
脊柱のバネの機能が低下すると、末梢への運動の伝達ができなくなります。
結果として、四肢の筋力出力低下が起こることもあります。

反対に、過負荷な運動は筋乳酸代謝による、交感神経の過剰な興奮が起こります。
筋量に合っていない運動をすると、乳酸代謝を起こします。
乳酸代謝では交感神経を活性化させて呼吸筋の筋緊張亢進が起こります。
呼吸筋は胸郭に付着しているため、胸椎(胸郭)の硬さが起こり、バネの機能が破綻します。

心のストレス

情動反応や脳の疲労が持続すると自律神経支配の呼吸筋が亢進します。
筋緊張亢進によって胸椎の硬さが促進されてバネの機能が破綻します。

内臓のストレス

食のタイミングと質により、内臓への負担が増えると内臓-体性反射により、下位胸椎の筋緊張が亢進します。
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食のタイミングと質により、内臓への負担が増えると内臓-体性反射により、下位胸椎の筋緊張が亢進します。
結果として下位胸郭のバネの機能が破綻します。

マリガンコンセプト

マリガンコンセプトとは、Brian R Mulliganが開発したアプローチです。


マリガンコンセプトでは患者に自動運動をしてもらいながら、痛みがでないように関節モビライゼーションを行い痛みや可動域の改善を図っていきます。

マリガンコンセプトのいいところは痛みがその場で変化することです。

治療テクニックは大きくわけると5つに分かれます。

NAGs

椎間関節自然滑走法のことを言います。
脊柱の椎間関節に対してアプローチを行います。

SNAGs

持続的椎間関節自然滑走法のことを言います。
持続的に脊柱の関節を動かすアプローチを行います。

MWMs

四肢関節における運動併用モビライゼーションを言います。
一部ではマリガンベルトやテーピングを使用してモビライゼーションを行います。

SMWAMs

上肢運動併用脊柱モビライゼーションを言います。
脊柱のリラクゼーションが行えます。

SMWLMs

下肢運動併用脊柱モビライゼーションを言います。
下肢を用いて脊柱へのアプローチを行います。

運動と医学の出版社

運動と医学の出版社では有名な先生方の話を勉強することが出来ます。
参考書はオススメを4冊載せておきます。
本にもたくさんの知識がありますが、勉強会ではさらに深い話が聞けます。

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出現している痛みの検証、痛みが出現する仮説の確認、治療方法を勉強することができます。

仮説⇒評価⇒治療⇒再評価が学ぶことが出来ます。

メリット

  • たくさんの先生がいるため、いろいろな治療方法を学ぶことができる。
  • 解剖学に基づいて話をしてくれる。
  • その場で治療効果が実感できる。
  • 単発のセミナーが多いので行きたい勉強会に行ける。

デメリット

※個人の感想です。

  • 教え方が上手い先生と、よくわからない先生が極端。
  • 局所の勉強ばかりなので、全身を診れるようになるまで時間がかかる。
  • トレーナーも勉強しに来ていることがあるため、触られた時に強い人がいる。

オステオパシー

オステオパシーとは、アメリカのアンドリュー・テーラー・スティル博士が発表した徒手医学です。

オステオパシーの由来はこれらを組み合わせた造語です。
オステオ(osteo)・・・骨
パシー(pathy)・・・病気、治療

オステオパシーは4つの原則が主流な治療方法です。

原則①

身体は1つのユニットである。

これは、筋骨格系・内臓・血管・神経・リンパすべてが繋がっていることを言います。
例えば、

  • 腰が痛い人に内臓の治療をする。
  • 内科の症状に対して足首の治療をする。
  • 肩が痛い人に下肢の神経を治療する。

このように、全身を確認して治療を行います。

原則②

機能と構造は相互に関係する。

これは
正しい解剖学=正しい生理学を言います。

内臓の位置が異常=内臓の機能が異常。と言えます。
その状態が続くことで、内科的な疾患に繋がる恐れがあります。

原則③

身体は自己調節するメカニズムを備えている。

人間の身体は自然治癒が可能です。(免疫・治癒も含め)
つまり、病気やケガが治らない状態は、自然治癒能力が低下しています。

自然治癒は体液の流れが非常に重要になります。
例えば、右足関節の捻挫で右足の筋膜が固くなった場合。
血管やリンパも右足の筋膜に引っ張られて流れが悪くなります。
その状態が続くことで、自然治癒が遅れたり病気が続きます。

原則④

合理的な治療は、上記の3つの原則に基づいて行われる。

つまり、
身体はすべて繋がっている。
正しい解剖学(位置)であれば、正しい生理学(免疫や治癒)。
身体は本来、自然治癒能力があり、正しい状態であれば病気やケガは続かない。

オステオパシーの治療方法

オステオパシーの治療方法は大きくわけると2種類に分かれます。

ダイレクトテクニック

ダイレクトテクニックとは、組織が固い方向に治療を進めていきます。
例えば、足関節の内反捻挫をすると、内反は緩く、外反は固くなります。
その場合、外反の方向に治療を進めていきます。

インダイレクトテクニック

インダイレクトテクニックとは、組織が緩い方向に治療を進めていきます。
内反捻挫の場合、内反の方向に誘導します。
その場合、内反の中で組織が元の位置に戻ろうとする反応が出ます。
その位置で治療を進めて正常な位置に戻します。

治療手技

  • ダイレクトテクニック
  • インダイレクトテクニック
  • MET(マッスルエナジーテクニック)
  • 内臓モビライゼーション
  • HVLA(ハイベロ)
  • ストレイン&カウンターストレイン
  • メカニカルリンク(リコイル)
  • 頭蓋仙骨療法

ダメな勉強会

※個人の感想です。

「これだけやったらいい。」
「評価はいらない。」
デモンストレーションで「身体変わったよね!?」

こんなことを言っている勉強会はオススメしません。

なぜなら、一つの手技で治るものはありません。
評価をしないと、患者様のどこが本当に悪いのか分からないまま治療してしまいます。
勉強会で見ている人が多い場面で「変わらない。」とは言いにくいですよね。
しかし、勉強会に行ってみないと、その勉強会が良いか判断できませんね。

まずは、有名な先生の勉強会や先輩からのアドバイスをおススメします。

まとめ

徒手療法の勉強会は、山のように沢山あります。
良い勉強会、悪い勉強会の判断は難しいですよね。
ここでは、私が自信を持って勧められる勉強会だけお伝えしました。

他にも入谷式足底板、マッスルインバランス、AKA、神経モビライゼーション、ピラティスなど、患者様に提供できる物は沢山あります。

いきなり勉強会は・・・
と思う人は参考書から始めるのもありです。
実際に行動を起こす人は1%と言われています。

自己投資をして、患者様に還元できれば、自分の未来も変わってきます。
ぜひ頑張って勉強していきましょう。

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