【超簡単!!】関節の種類

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関節の種類

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そもそも関節とは、2つ以上の骨が連結されている部分を関節といいます。

関節の種類は大きく分けて2種類あり

①不動関節(骨と骨の間に隙間がなく、可動性がない。もしくは、極めて小さい結合のこと)

②可動関節(骨と骨の間に隙間があり、滑膜が存在する。中には滑液が入っていて、可動性が大きい)

分けられる。

不動関節とは

不動関節は以下の3種類に分類される。

  • 線維性結合
  • 軟骨性結合
  • 骨結合

線維性結合とは

2つの骨が線維性結合組織で結合される。靭帯結合と縫合がある。

  • 靭帯結合
    強靭な結合。索状の場合は、骨間靭帯という。
    広い膜状の場合は、骨間膜という。
    ※前腕骨間膜や下腿骨間膜など
  • 縫合
    頭蓋にみられ、縫い合わされたように接する。
    ※ラムダ縫合など

軟骨性結合とは

2つ以上の骨が軟骨で結合されるもの。

  • 硝子軟骨(がらすなんこつ)による軟骨結合は頭蓋底の連結にみられる。
    長管骨の骨端にある、骨端軟骨も軟骨結合と同様である。
  • 線維軟骨による連結を線維軟骨結合という。
    椎体の連結や胸骨柄と胸骨体の間の連結はこれに当たる。

骨結合とは

骨が骨室で結合されるもの。

寛骨などが骨結合になる。
新生児では寛骨は腸骨、恥骨、坐骨に分かれており、成長によって3つの骨が1つの骨になる。


可動関節の特徴

関節を作る骨の骨膜は互いに連続して関節包となる。
関節包で囲まれる場所を関節腔という。

関節包は内層と外層からなる。
外層は骨膜の表面から続く、丈夫な線維性の膜で線維膜という。
内装は毛間に富む柔らかい膜で、滑膜といわれる。
滑膜は滑液を分泌して、関節の中の摩擦を減らす。
他にも、関節軟骨に栄養を与える。

関節包を補強するために靭帯が存在する。
一般的には関節包に付着する。
靭帯は関節包の強化や、関節の角の運動を阻止して損傷を防ぐ。

可動関節とは

連結される骨の間に液体を満たす腔を持っている連結。
この連結には大きな可動性が見られる。
滑膜性関節といわれる。

関節形状の種類は7種類に分類される。

  • 球関節
  • 楕円関節
  • 鞍関節
  • 蝶番関節
  • 車軸関節
  • 平面関節
  • 二顆関節

球関節

関節頭は球状で、関節窩は骨頭に対応するような形になっている。※肩関節など
関節窩が深いと、臼状関節と言われる。※股関節など

関節の動きは回転運動をする。
多軸関節といえる。

楕円関節

関節頭と関節窩が楕円になっている関節。
運動は楕円の長軸と短軸を中心に動く。球関節のように回旋はできない。
関節の動きは二軸関節である。
※橈骨主根関節、中手指節関節など

鞍関節

関節頭と関節窩が鞍のように双曲面で相対する。
運動は二軸関節である。
※母指の手根中手関節、足根関節など

蝶番関節

関節頭と関節窩が円柱面の一部になっている。
ドアの蝶番のように一方向のみ動く。
※腕尺関節、指節間関節など

車軸関節

片方の関節が軸になり、他方の関節が車軸を中心に回旋する。
一軸の関節。
※上橈尺関節、正中環軸関節など

平面関節

相対する関節面が平面状。
運動は靭帯などで制限されるため、わずかな運動しか起こらない。
※中足間関節、手根管関節など。

例外として、2つの関節面が噛みあうように凹凸になっており、可動性が制限される場合もある。
※仙腸関節

二顆関節

関節頭が2つの顆を持ち、関節窩は凹面、または平面である。
※膝関節、顎関節など。

まとめ

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関節の種類は大きく分けると2種類あり

  • 不動関節
  • 可動関節
    に分けられる。

不動関節は線維性連結・軟骨性連結・骨結合に分かれる。

可動性結合は関節包を持ち、滑膜性関節ともいわれる。
関節の種類は7種類あり、球関節、楕円関節、鞍関節、蝶番関節、車軸関節、平面関節、二顆関節に分かれる。
それぞれの関節面によって動きが異なることで、様々な関節運動が行える。

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