まず最初に
「これをやったら治る。」なんてものは存在しません。
ですが、治るための近道ならお伝えできます。
ここでは治療のの考え方を伝えていくよ!!
超重要なところだから、しっかり理解して施術できるようになろう!!
痛い組織が分かったけど、治療が上手くいかない。
どうやって治療したらいいかわからない。
と悩んでいませんか??
その不安が解決できます。
痛みは結果です。
原因があるから、結果が生まれます。
つまり、原因を取り除いて、結果の治療をしないと上手くいきません。
ここでは、原因を見つけるための手がかりをお伝えします。
前回の症例をもとに、大切な事を説明していきます。
痛い組織がわかったら
リハビリでは、背筋が緊張しているので、腰のマッサージをしています!!
立っている時と、仰向けで寝ている時に、右の一点が痛いって言ってました!!
ちなみに、腰のなにが痛いの?
どんな刺激が入って痛いの??
仰向けと立っている時に痛いことから、椎間関節の圧縮が疑われます!!
うつ伏せでL2/3をお腹に向かってを押したら(P→A)同じ痛みが出てました!!
いい感じに評価できてきたね!
じゃあ次の段階に進んでいこうか!!
この時、根本の原因はどこにありそう?
L2/3が痛がっているから、根本の原因はL2/3じゃないんですか??
なんでL2/3だけ痛くなるんだろうね??
L2/3だけの治療だと、また痛くなりそうじゃない??
たしかに、、、
なんでL2/3だけ痛くなるんですか??
ここからは、全身確認して、原因を探すしかないんだ。
たとえば、股関節の伸展制限が右にあって、トーマステスト陽性だったら、腰が反って右の腰椎に負担がかかりそうじゃない??
腹筋弱くて、背筋が強いと、骨盤のバランスが悪くなって腰が反るよね。
他にも、足部の回内の運動連鎖からも、腰が反るよね。
考えることが多すぎます、、、
大丈夫!!
答えは患者様が教えてくれるよ。
大切なのは評価→治療→再評価で変化がでるか。
変化がなかったら、その仮説は違ったかもしれないし、治療方法が間違っていたのかもね。
なるほど、、、
でも、全身の確認なんてできません、、、
少しずつ全身の勉強をして理解していこう!!
それならできそうです!!
少し頑張ってみます!!
どうでしょうか??
ここまでがクリニカルリーズニングです。
痛い組織が分かる → 痛い組織がなぜ痛くなったのか考える → 仮説を立てる → 仮説を評価
仮説を評価して、自分の考えと合っていたら、そこを治療します。
仮説が合っていたら、痛い場所を触らなくても、症状が変わります。
腰のマッサージをするだけよりも、身体の治りも早いです。
どんな勉強をしたらいいか
この質問も多くきかれます。
答えは、なんでもいいから少しずつ勉強していく。です。
痛い組織の断定までは、経験していけばすぐにわかってきます。
しかし【なぜ痛くなったか】は人によって違います。
そのため、自分が仮説を立てた組織から勉強して、治療→再評価が一番の近道です。
この経験を積み重ねることで、治せる患者様が増えてきます。
私は勉強が嫌いだったので、患者様に効果を出せるまで5年くらいかかりました。
これからの記事を辞書の代わりに使ってもらえると、1年で患者様を治せるようになってきます。
大変な仕事だと思いますが、治せるようになってくると本当に楽しい仕事です。
ぜひ、皆さんも仕事を楽しめるように、一緒に頑張りましょう!!
まとめ
痛い組織を断定することができたら、なぜ痛くなるのか。を考えることが大切です。
ここを考えられるようになるだけで、症状は劇的に変わっていきます。
そのためには、仮説を立てる→評価→治療→再評価が必須になってきます。
患者様ごとに、年齢や性別、職業、既往歴も全く違います。
そのため、全身を確認して、オーダーメイドで治療ができるようになっていきましょう。
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