腰痛が治せない人!!腰痛の考え方4選!!

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理学療法士や作業療法士になって腰痛の方の施術をすることが多くなったけど、治せない……
腰痛を治したいけど、なにをしていいかわからない……
ずっと病院に行っているけど治らない……

結論から言います
ポイントさえ理解できれば、治せる腰痛は増えます。
今から腰痛の考え方をお伝えしますね。


腰痛の施術についての考え方5選

特異的腰痛…画像検査や診断で原因がわかっているもの。全体の15%程度
非特異的腰痛…検査をしても原因となる以上が見つからない。全体の85%程度

なにが言いたいかというと
ほとんどの腰痛は医師の診察や画像診断で分からないんです。
そのため、評価することが重要になってきます。

施術している人は「どの組織が痛い」か考えて施術していますか??
まずは、痛い組織の分類からお話します。

特異的腰痛とは原因がわかっているもの。
例えば、ヘルニアや狭窄症、すべり症などの医師が診断します。

非特異的腰痛とは、画像初見には出てこない(診断できない)ものが当てはまります。
レントゲンで出てこない腰痛の種類として

筋筋膜性疼痛

椎間板性腰痛

仙腸関節障害

椎間関節障害

この4つ+特異的腰痛の5種類に大きく分けられます。

実際はヘルニアがあっても、非特異性腰痛の痛みが出ていることもあります。
そういった方は手術も必要なく、腰痛が改善する方もいます。

今回は治せる腰痛を4つ説明していきます。

①筋筋膜性疼痛
簡単に言うと、筋肉の内圧が上がった状態(筋肉がパンパンに張っている状態)。
痛みは起立筋のあたりを指すことが多いです。
筋肉を緩めれば一時的に痛みは改善します。

痛みの特徴としては、
「動き始めに痛い」
「動いていると楽になってくる」など

ここからが一番のポイント
・なぜ背筋が痛くなるのか??
これが変わらないと再発する人が多くみられます。

えば
胸椎(背中)の後湾が強い方は姿勢が丸くなります。
その状態から前を見ると腰を反らします。結果として背筋を使うため、痛みがでます。
スーパーのカートを使うと楽な人はこれに当てはまる人が多いです。

ではなにを施術したらいいか。
胸椎の後湾を治したら背筋は収縮しなくて済みますね!!
なので、マッサージではなく、胸椎のモビライゼーションが適応です。

えば
盲腸の手術をした後の瘢痕が強く、腹膜が短縮している。
身体を起こすために、背筋の過剰な収縮でバランスをとっている。
 
では何を施術したらいいか。
盲腸の瘢痕を改善したらいいですね。
なので、皮膚リリースや内臓マニュピレーションが適応ですね!!

など、結果的に背筋に強く収縮する環境を変えないと腰痛が再発しそうじゃないですか??
揉んでも治らない腰痛の方はぜひコメントで相談してください。

②椎間板性腰痛

中腰や重い荷物を持っていると腰の真ん中より少し横が痛い方はこれを疑います。
椎間板に負担がかかっている可能性が高いです。

対応は痛い場所を上(頭)の方に押して痛い動きをやってみてください。(下の写真)
痛みが減るようなら10回反復して終了です。
日常生活でしゃがむときは、腰で曲らずに膝をついてしゃがみましょう


③仙腸関節性疼痛

片方のおしり(PSIS)に痛みがある方はこれを疑います。
捻挫のようなもので、中腰や座りすぎは3週間程度避けたほうがいいでしょう。

対応は仙骨(下の図の場所)を前に押しながら痛い動きをやってみてください。
痛みが減るようであれば10回反復して終了です。
あとは、座りすぎて痛みが出る方はお尻のストレッチをおススメします!!

仙腸関節に負担がかかる人の多くは股関節や腰椎の硬さに原因があります。
人によっては骨盤ベルトを着けると痛みが減る人もいるので、自宅にあれば着けてみましょう!


④椎間関節性疼痛

腰痛の中でもっとも頻度が多いのがこの腰痛。
痛みの部位は腰の横を指一本で指さすのが特徴です。
主に身体を反る動きで痛みが出現

股関節の前の筋肉が固い人が痛めやすいため、大腿四頭筋のストレッチをおススメします!!
また、椎間板の痛みと同様、痛みのある背骨を上に引き上げるように手で押してみましょう。
痛みが減っていれば、10回繰り返してみてください!!

以上が、腰痛の考え方4選でした!!
こんなとき、どうしたら??などあれば質問ください
次回からはセラピスト向けに4つを治療するときの考え方です。

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